ポートフォリオBUTOH Portfolio Butoh

Hijikata Tatsumi and Butoh research project at Keio University, Tokyo


国際ダンスプロジェクト:ワーク・イン・プログレス「磁場、あるいは宇宙的郷愁」| KBB/DANSEUSE SANS FRONTIERS Work In Progress ”les Champs Magn〓tiques, ou la Nostalgie Cosmique”

f:id:p-butoh:20090514190749j:image

★公演タイトルが一部変更されました

昨年5月の日吉でのパフォーマンス〈quick silver〉で多くの観客を集め絶賛を浴びた室伏鴻が、フランスの二人のダンサーとともに戻ってきた。

フランスのヌーベルダンスに衝撃を与えてきたベルナルド・モンテと、土方巽 のテキストによる作品〈La Danseuse malade病める舞姫〉で今やヨーロッパを席巻しているボリス・シャルマッツ。そして、室伏鴻。世界のエッジに立ち、国境なきダンサーとして活動する3 人が、ついに日本に集結し、待望の日吉セッションが実現する。

世界が注目するダンスプロジェクトが沸騰する。

Ko Murobushi is returning to Hiyoshi Campus of Keio University together with two acclaimed French dancers!

In May 2008, Murobushi’s performance, quick silver received passionate praise from a large number of spectators.

Bernardo Montet has been continuously challenging French Nouvelle Danse for over three decades. Boris Charmatz recently had a sweeping success in Europe with his most recent work, La Danseuse madade that is inspired by Hijikata Tatsumi’s text. AND Murobushi Ko.

Standing on the edge of the world as dancers-without-borders, these three dancers are finally gathering in Japan and the long-awaited performing session at Hiyoshi will finally come true.

The dance project, attracting the attention of dance fans all over the world, is coming to the boil!

2009年5月28日(木) 慶應義塾大学日吉キャンパス 来往舎イベントテラス | May 28, 2009 (Thu.) Keio Univ. (HIYOSHI) RAIO-SYA

2008年1月から2010年2月までの3年間に及ぶ共同制作のプランは、互いの故郷や活動拠点を往き来してワークショップやパフォーマンスを行い、創作へ向けて実験を重ねることをベースとしている。そのワーク・イン・プログレスの継続的な実施をもとに、身体表現における画期的な創作活動が展開されている。

その成果は、日本とフランス両国で上演することで完結することとなるが、3人は今日もその旅の途上にある。

ベルナルド・モンテは現在、フランスのトゥール国立振付センターの芸術監督を務め、一方、近年活躍の目覚しいボリス・シャルマッツは今年、レンヌ国立振付センターの芸術監督に就任して、二人はフランスを代表するダンサー・振付家として活躍している。

ベルナルドはかつて、大野一雄のワークショップに参加し、舞踏に対する深い関心を抱いてきた。2000年のモンペリエ・ダンスフェスティバルでは、ベルナルドの作品に室伏が出演している。

モロッコ人の父を持つベルナルドと、15年もの流浪の旅を踊り続けた室伏は、つねにEdgeに立ち、境界と境界の狭間に生きてきた。二人は互いに磁力で引かれるように、共通する魂を嗅ぎ取ってきたのであろう。2007年、二人がフランスのアンジェで邂逅した際に、ベルナルドから共同創作のアイデアが出され、アーティストコラボレーションが始まった。

まず、2008年1月にベルナルドの活動拠点トゥール国立振付センターと、彼の心のルーツであるモロッコで開催された芸術祭に室伏が招聘され、ワークショップとソロ公演が行われた。

さて、当初のプランでは、二人と親交の深かったジョセフ・ナジが参加を表明していたが、一身上の理由から離脱することとなり、そこに浮上したのが、二人より若いボリスであった。

ボリスは1996年、バニョレ国際振付家コンクールの振付賞と最優秀ダンサー賞を弱冠23歳で受賞し、衝撃的なデビューを果たした。97年にはその作品をもって日本でも上演している。35歳のボリスは今や、ヌーベルダンス以降の新時代を切り開く才能豊かなダンサーとして、世界で最も期待されているダンサー・振付家といえよう。

ボリスはベルナルドをフランスのヌーベルダンスの旗手として尊敬している。また、日本の舞踏にも大きな関心を寄せていて、08年秋には、土方巽のテキストをもとにしたダンス作品、その名も〈La Danseuse malade(病める舞姫)〉を発表した。

作品に見られる大胆な発想と本質を掴む深い洞察力は、アンジェでのプレミアを観覧したベルナルドと室伏を感服させてあまりあった。激しい動きのなかで、土方の言葉を延々と出演者が舞台上で朗誦する迫力ある姿は、ボリスの土方巽の舞踏の核心への傾倒なくしてはありえないものである。〈La Danseuse malade〉は、その後、ヨーロッパ各地を巡回公演している。

今年2月には、ウイーンでのフェスティバルで芸術監督を務めるボリスが室伏を招聘し、ボリスと室伏のコラボレーションが試みられた。5月後半にはプロジェクトはさらに進行し、室伏とボリスが九州・別府に滞在し、「現代美術フェスティバルー別府混浴温泉世界」の一環として、ワーク・イン・プログレスでパフォーマンスを発表する。

室伏、ベルナルド、ボリスは、年齢にあっては、ちょうど一世代ずつの隔たりがある。その3人が、こうして、国を越え、世界のさまざまな場で、互いに刺激し発見し、討議しコンタクトして踊りを探求するプロジェクトである。最終的には2010~2011年に日本とフランスでの公演を実現することを望んでいる。とはいえ、3人はウェルメードな作品の完成は望んでいない。肉体の原点に依拠した自らの踊りを時間をかけて追究する実験的プロジェクトとして、創作のスリリングなプロセスを重視しつつ、予期せぬ方向に向かうことも、また3人の望むところである。

                             *

なお、さまざまな地での3人の出会いと創造のプロセスを映像作家バジル・ドガニスがドキュメントしている。ダンスと映像とのコラボレーション・プロジェクトも並行して走っている。

[Date and Place]
  • 2009年5月28日(木) 慶應義塾大学日吉キャンパス 来往舎イベントテラス | May 28, 2009 (Thu.) Keio Univ. (HIYOSHI) RAIO-SYA [Tokyu-Toyoko Line Hiyoshi station]
  • 横浜市港北区日吉4-1-1 東急東横線・横浜市営地下鉄グリーンライン 日吉駅下車 徒歩1分:アクセス・マップ
  • 4-1-1, Hiyoshi, Kouhoku-ku, Yokohama-shi / access map
  • 入場無料、事前申し込み不要 | No admission
[Schedule]
  • 16:00 ダンス映像上映(室伏鴻、ボリス・シャルマッツ 記録映像)/ゲスト:バジル・ドガニス、パトリック・ドゥ・ヴォス
  • 19:00 パフォーマンス Work in progress
  • 16:00- Dance film screening (recorded videos of Ko Murobushi, Boris Charmatz) / Guest: Basile Doganis, Patrick de Vos
  • 19:00- Performance (Work in Progress)

※新型インフルエンザ感染防止のため、来場の際にはマスク着用をおすすめいたします。

※首都圏での感染が拡大したときは、文科省あるいは関連機関の要請により公演を中止することがあります。その際はホームページを通じて連絡しますので、最新情報に注意してください。

[Information]

慶應義塾大学アート・センター | RCAAA, Keio

[Organiser etc]
  • 主催 | Organised by: 慶應義塾大学アート・センター | RCAAA, Keio
  • 運営 | Managed by: NPO法人魁文舎、NPO法人舞踏創造資源 | Kaibunsha, Butoh Laboratory Japan
  • 協力 | Cooperated by: ポートフォリオBUTOH | Portfolio Butoh

2009-04-20

 

// About

ポートフォリオBUTOHは、舞踏の創始者、土方巽の舞踏の理解と解明を目指すプロジェクトです。.... Read more

Members / Project History
Contact us

  Portfolio Butoh FB page

// News and blog


// Videos