ポートフォリオBUTOH Portfolio Butoh

Hijikata Tatsumi and Butoh research project at Keio University, Tokyo


土方巽 舞踏 大解剖 V 細江英公 写真と舞踏を語る – EIKOH HOSOE Talk Session: Photographs and Hijikata’s Butoh

慶應義塾大学 新入生歓迎行事/土方巽 舞踏 大解剖 V

細江英公 写真と舞踏を語る[レクチャー+写真・映像上映]

The Great Anatomy of Hijikata Tatsumi’s Butoh V

EIKOH HOSOE Talk Session: Photographs and Hijikata’s Butoh: Photo & Film Showing + Lecture

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日時・場所 Date and Place

2010年5月27日[木] 17:00–19:30[開場 16:30]

慶應義塾大学日吉キャンパス 来往舎 シンポジウム・スペース 入場無料・事前申し込み不要

May 27th 2010 17:00 – 19:30, Keio Univ. (Hiyoshi), RAIO-SYA Symposium Space. No Admission.

横浜市港北区日吉4-1-1 東急東横線・横浜市営地下鉄グリーンライン 日吉駅下車

4-1-1, Hiyoshi, Kohoku-ku, Yokohama. Tokyu-Toyoko Line Hiyoshi station

〈おとこと女〉の写真家であり、〈薔薇刑〉の写真家であり、〈鎌鼬〉の写真家であり、まだまだ書き出せるが、きりがない。写真家として、実に多彩な仕事をしてきた。

細江英公の人と仕事は、略歴でみてもらうが、といって、文字通り略歴だから、細江英公についての一つ、ふたつのことでしかない。

細江英公は若くして写真家として認められたのだから、写真家歴は驚くほど長い。今なお写真の最前線にいて、後につづく写真たちに刺激を与えつづけている。頭脳も冴え体力もあってか、いや写真家自身も意図してか戦略をもってしてか、手を緩めることはなく、写真を撮影し写真を公開している。

さて、土方巽が死去して四半世紀近く経っている。細江英公と土方巽が秋田に入って45年が過ぎている。

そこで、というのではないが、この時間を思考の底に収めながら、写真にとって舞踏とは何か、舞踏にとって写真とは何か、という問題意識を設定しておきたいのである。細江英公にとって土方巽とは何か、土方巽にとって細江英公とは何か、という設定を合わせ鏡にしてもいいだろう。

まずは、細江英公が語るところを受け止め、1959年のあの日からの写真と舞踏の幸福な出合いの連続を享受しながら、印画紙の表と裏の間に写真家と被写体の格闘をさぐってみたい。

写真家の眼と舞踏家の身体。いや舞踏家でなくともよい。抽象的な女でも具象的な三島由紀夫でもあるだろう、それぞれの身体を、写真家はきりきりと引き寄せてしまい、まるで自家薬籠中の物でもあるかのようにシャッター音とともに停止させてきた。

舞踏家はどうであったろう。なにしろ、名うての振付家であり演出家である。写真家の掌の上で踊っているかにみせて、掌の上から滑り出していたのであろうか。

それとも、写真家は舞踏家を自由に踊らせているようにみせながら、掌の上に収めてシャッターを切っていたのであろうか。

『鎌鼬』とはよくぞ言ったものである。写真家のレンズも舞踏家の体も「鎌鼬」となり、二重螺旋を描いて互いの皮膚を裂き肉を切ったのであるが、はたしていずれの刃が骨にまで達し得たのか。

いずれにしろ、「眼は未開の状態で存在」したのであって、「舞踏家の眼はどこにあるか」との命題に必然的にもどってくるのである。

[森下 隆]

細江 英公[ほそえ・えいこう Eikoh HOSOE]

写真家、清里フォトアートミュージアム館長、東京工芸大学名誉教授、(社)日本写真家協会会員、(社)日本写真協会会員、日本写真芸術学会会員。

1933年山形県米沢市生まれ。18歳のときに「富士フォトコンテスト学生の部」で最高賞を受賞し、写真家を志す。1952年東京写真短期大学(現・東京工芸大学)写真技術科入学。その年の秋にデモクラート美術家協会の瑛九と出会い強い影響を受ける。卒業後、1956年小西六ギャラリーで『東京のアメリカ娘』にて第一回個展開催。1960年『おとこと女』、1963年『薔薇刑』で評価を確立し、1969年『鎌鼬』で芸術選奨文部大臣賞を受賞。

主な写真集に『おとこと女』、『薔薇刑』、『鎌鼬』、『抱擁』、『ガウディの宇宙』、『ルナ・ロッサ』、『おかあさんのばか』、『胡蝶の夢 舞踏家・大野一雄』、『死の灰』などがある。また、米児童文学作家B. J.リフトン女史との共著(英語版)で「Taka-chan and I」、「A Dog’s Guide to Tokyo」、「Return to Hiroshima」、「A Place Called Hiroshima」などがある。

1988年、一連の作品により紫綬褒章を受章。2003 年世界を代表する写真家7人のひとりとして英王立写真協会創立150周年特別記念メダルを受章。2006年、写真界の世界的業績を顕彰するルーシー賞(米)の「先見的業績部門」を日本人として初受賞。2007年、旭日小授章を受章。2008年、毎日芸術賞を受賞。 2009年『鎌鼬 新装普及版』を出版。同年、ルッカ・デジタル・フォトフェスティバル(イタリア)の2009年度マスター・フォトグラファーに選ばれる。2010年5月、ニューヨークにてナショナル・アーツクラブの第18回写真部門生涯業績金賞を日本人として初めて受賞。

お問い合わせ Information

慶應義塾大学 理工学部教授 小菅隼人[日吉キャンパス来往舎722 ]Hayato KOSUGE

[email protected] (Hayato KOSUGE)|http://d.hatena.ne.jp/p-butoh/

主催=慶應義塾大学教養研究センター日吉行事企画委員会(HAPP)

協力=慶應義塾大学アート・センター 土方巽アーカイヴ、慶應義塾大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構[ポートフォリオBUTOHプロジェクト]


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